images-3これは「うつ」なのだろうか。。。。。それを見極めるのは、家族やごく身近な人にとってもきわめて難しいことです。最初のうちは、本人の異常に気づくことも、異状を異状として認識することも、何らかの行動を起こすこともなかなかできません。

まず、家族には長い時間の蓄積がありますから、「本人をよく知っている」という思い込みがあります。たとえ仲があまりよくない場合でも、ごく基本的な愛情や信頼はあるものですから、本来は異状と判断すべきことがあっても、「今の世の中ではよくあること」・「些細なこと」だとして切り捨ててしまうことが多いでしょう。

愛情が深ければなおさら、異状に気づいても、それは一時的な逸脱だと思うでしょう。それはおかしなことでも迂闊なことでもありません。人間はブレながら生きているものです。日々の小さなブレをすべて重大な異状と捉え、すぐ「病」にむすびつけてしまうほうが、よほどおかしなことです。

けれども、「うつ(欝)」は心理的にも、身体的にも、人間関係的にも、ダメージのある状態です。ですから家族や身近な人々は、そのサインを見逃さないようにしてほしいのです。

うつはまず、本人にとっては「やる気が出ない」・「無気力」・あるいは「疲れやすい」という形で現れてきます。しかし多くの場合、「いつものスランプ状態だ」・「疲れが溜まっただけだ」、あるいは「怠け癖が出てきた」「だらしなくなった」といった見方をして、そのようなうつの兆候を流してしまうものです。そして無理をして頑張って、さらにうつの状態が進行してしまいます。