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うつが、本人にとっていかに苦しいものであるかは、アメリカで1992年に行われた調査の、うつ(大うつ病性障害)と診断された人の15%が、最終的に自殺に至っていたというデータにも示されています。

うつと診断されたということは、病院に行って治療を受けたということですが、それでもその6〜7人に1人が自殺に至っているというわけです。一度も治療を受けないまま自殺した人を含めたら、その割合はもっと高くなるはずです。

うつの診断基準の一つに「死や自殺を繰り返し考える」(これを「自殺念慮」「希死念慮」と言います)というのがあるので、ある意味で無理もないのですが、やはりうつを軽く見ることはできないと思いませんか?

日本では、1990年代の後半から自殺者が増加気味で、年間3万人台を前後しています。総人口が約2倍のアメリカでも3万人台ですから、これは大変多い人数です。

そのうち何%がうつであったかは不明ですが、「厭世(人生を嫌に思うこと)」「過労自殺」など、その表面的な自殺原因の裏に、数多くのうつの苦しみがあることは想像に難くありません。