小堀彩子(こほり あやこ)

小堀彩子先生

経歴

東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース博士課程を終了後、静岡大学大学院人文社会学研究科助教、新潟大学人文社会・教育科学系(教育学部)准教授を経て、現在、大正大学心理社会学部准教授。

臨床歴

神奈川県スクールカウンセラー,静岡大学こころの相談室臨床相談員,財団法人神経研究所 非常勤カウンセラー,新潟市スクールカウンセラー

資格

(財)日本臨床心理士資格認定協会 臨床心理士・公認心理師

専門領域

学校不適応に悩む児童期・思春期の子どもと保護者への支援,教師へのコンサルテーション,様々な精神的問題に関する認知行動療法,仕事と家庭の両立に関する問題,生活習慣に関する問題,バーンアウトの問題

メッセージ

学校や教育相談機関などの場で,児童,思春期の子ども,保護者,教師への支援や,大学付属の相談室で幅広い世代の方たちの精神的な問題に関する援助にあたってきました。

これらの場で,引きこもり,不登校,発達障害,うつ病,統合失調症,腹痛や頭痛・不眠などの体の不調と生活との折り合いのつけ方に関する問題,親子・夫婦・恋人といった親密な関係にある人との問題,職場の対人関係や適応の問題などに対応してきました。また,問題を有しているご本人だけでなく,その方を支援する立場にある方(家族や教師,上司など)へのコンサルテーションもしばしば行ってきました。

来談者の方がすでに今お持ちの様々な資源(能力や性格,スキル,人間関係など)を生かしながら,認知行動療法をはじめとする心理学の知見に基づき,問題解決に向けて一緒に取り組みます。

初めて心理相談を利用される場合,「こんなことを相談してもいいのだろうか」「どんなカウンセラーなんだろう」等,様々な心配があると思います。現状でできる最善の方法を一緒に考えていきたいと思いますので,まずはご相談下さい。

業績

  1. 小堀彩子 2016 バーンアウトの視点から,教師の子ども対応,保護者対応を考える In 「教育と医学 1月号」
  2. 小堀彩子 2015 対人援助職のセルフケア : バーンアウト研究を手がかりとして  In「臨床心理学 15巻6号」
  3. 小堀彩子・神村栄一 2015 スクールカウンセリングにおける認知行動療法の活用 In 「精神療法 第41巻2号」金剛出版
  4. 小堀彩子 2010 子どもを持つ共働き夫婦におけるワーク・ファミリー・コンフリクト調整過程 In 「心理学研究第81巻3号」
  5. 小堀彩子 2009 援助職とライフサイクル In 下山晴彦(編)「よくわかる臨床心理学改訂新版」ミネルヴァ書房
  6. 小堀彩子 2009 不眠の重症度と感情労働が看護師の日中の過度な眠気の主観的評価に及ぼす影響 In「臨床心理学9巻1号」金剛出版