内村慶士 (うちむら やすし)

経歴

東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース修士・博士課程修了(博士:教育学)
日本学術振興会特別研究員DC2、PD
現在、國學院大学教育開発推進機構助教

臨床歴

東京大学大学院教育学研究科附属心理教育相談室
東京大学経済学部・経済学研究科学生サポートルーム
東京大学医学部附属病院精神神経科、医療法人社団成仁病院、公益社団法人青少年健康センター茗荷谷クラブ等で研修

資格

(財)日本臨床心理士資格認定協会 臨床心理士 ・ 公認心理師

専門領域

働く人のメンタルヘルス(予防、復職、キャリア支援等)
思春期・青年期の心理相談(不登校、対人関係、学習、進路等)
強迫性障害に対する認知行動療法プログラム

メッセージ

認知行動療法の考え方に基づいて、まずは、お困りのことを丁寧に整理していくことを大切にしています。整理した内容を最初の手がかりとして、相談者様と一緒に解決策を探すサポートをさせていただいております。東京大学大学院教育学研究科附属心理教育相談室では、主に認知行動療法のプログラムを担当させていただき、お子様と保護者の方の面接を行ってきました。

研究職(教員)としても、大学に勤めています。博士課程では、ワーク・ライフ・バランスをテーマに研究を行ってまいりました。現在は、そこから関心を広げて、大学生から社会人に至るまでの、主体的なキャリア形成について、大学での研究や実践活動を行っています。

相談者様がお持ちの潜在的な力を、十分に発揮できるサポートができればと思っております。そのための自己研鑽を今後も続け、よりよいお力添えができるよう努めて参れればと存じています。

業績

  • 内村 慶士 (2020). 働く人の「切り替えられなさ」の生起過程に関する質的研究──反復性思考に着目して──  産業・組織心理学研究, 34(1), 3–17.
  • 内村 慶士 (2022). 仕事切り替え困難尺度の開発 心理学研究, 93(5), 447–457.
  • 内村慶士 (2023). 働く人の「切り替え」におけるセルフモニタリングの限界──シフト制勤務の女性社員を対象にした調査から── 東京大学大学院教育学研究科, 62, 537-545.