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認知行動療法とは

私たちは、誰しも環境からさまざまな刺激を受けて生活しています。

認知行動療法

物音など物理的環境からの刺激もあります。対人関係など社会的環境からの刺激もあります。そのような環境の中で強いストレスを感じた場合には、誰もが心理的な問題を抱えてしまいます。

認知行動療法は、心理的問題を環境と人間の相互作用の中で形成されるものとみなします。

しかも、私たち人間の反応は、環境からの刺激を受けて考え込んだり(認知反応)、感情的に混乱したり(情動反応)、身体の具合が悪くなったり(生理反応)、おかしな表現をしたり(行動反応)することがあります。

認知行動療法では、そのような反応が重なり合って問題が悪化すると考えます。

たとえば、人間関係で嫌な経験をして、それが刺激となってストレスを感じることがあります。そのような場合、自分は嫌われていると考え(認知)、落ち込んだ気分(情動)となり、眠れなくなり(生理)、他人に怒りをぶつけたり(行動)して、問題はますます深刻化していく悪循環が起きていると考えます。

そこで、認知行動療法では、相談に来られた方と一緒に、環境からの刺激に対する反応(認知・情動・生理・行動)をじっくりと見直し、問題がどのように成り立っているのかを探っていきます。

そして、相談に来られた方との話し合いを通し、考え方や行動の仕方を少しだけ変えてみることを提案します。考え方を変えると気分も変わります。

行動の仕方を少しだけ変えてみただけで、身体の調子もよくなります。相談に来られた方に適した、無理のない方法で少しずつ生活の仕方を改善し、問題をこじらせていた悪循環を止め、問題解決をしていきます。

そこで、まずはご相談にこられた方が問題と感じている事柄を、認知・感情・行動に分けて整理するところから始めます。ご興味のある方は、下の整理表に、記入例を参考にしてご自身で整理してみてください。

認知・感情・行動の整理表

最初は、認知・感情・行動を分けることが難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。当センターでは、そのような初めの一歩から、認知行動療法を専門とする臨床心理士が丁寧にサポートします。

認知行動療法は、不安や落ち込み、うつに関連する問題の解決に有効であることが科学的に証明されている方法です。特にうつ病の予防や回復に役立つことが多くの研究で示されています。場合によっては、抗うつ剤のような薬物よりも有効であるとの研究結果も示されています。

本センターでは、皆さんが安心して認知行動療法を体験できるサービスを提供しています。 どうぞ、気軽にご利用ください。

認知行動療法の対象となる心理的問題

  • 不安感、無気力、落ち込みなどの心理状態
  • 学校や会社に行けないといった状態
  • 閉じこもりがちな生活状態
  • 人前で緊張する、自分に自信が持てない
  • しつこく、繰り返し生じてくる考えや気持ちに囚われ、抜け出せない(強迫観念)など