~認知行動療法の知見をベースにする、やる気を出す10のヒント 前編~

「やる気の問題だ」と上司や先生、親などから言われたことがある方は、多いのではないでしょうか。確かにやる気が出たら仕事や勉強ははかどるでしょう。

でも、そのやる気が出ないのが問題という場合があると思います。認知行動療法の知見をベースに応用するとやる気が出る方法がざっと10くらいは考えられます。今回は、最初の5つを示します。

どの方法がご自分に合うかは、個人差がありますが、やる気が出なくて困っている方のヒントになるかもしれません。

もし、やる気を出そうとも思わない、どうしてもやる気が出ない場合は心がお休みを望んでいるのかもしれないので、その場合は気持ちに正直になって、無理はしないでください。

(1)目的意識を明確にし、達成をイメージする

「それをするのは誰のため?」、「何のため?」ということを考えます。

(2)達成した時の魅力を感じる

達成した場面や、得られるもの、周りの人がどんな反応をするかを考えて、幸せな感じをイメージしてみましょう。

(3)中間目標を立てる

スケジュールを立て「ここまでにこれをやろう」という中間目標を立てて、できたら自分にご褒美をあげましょう。

(4)今できることをする

「30分だけやろう。1ページだけやろう」、「これだけやったら好きなことをしよう」と決めて始めます。

(5)助走から始める

例えば、ストレッチをする、お茶を飲んだら始めるとか、とりあえず机の前に座ってペンを持って何か書き始めるなど、助走してはずみをつける方法があります。このように決まった作業の流れを自分なりに作ることを習慣付けます。

 あと5つのヒントは、また来週書きます。まずは、前半の5つのヒントでうまく行きそうかぜひ試してみてください。では、続きをお楽しみに!

(M.M)