~認知行動療法の知見をベースにする、やる気を出す10のヒント 後編~
前回に引き続き、やる気が出るヒントの後半を書きます。前編と合わせて、少しでもお役に立てれば幸いです。
6)かけ声をかけて始める
「よしっ、やろう!」とか「できる、できる」などとかけ声をかけて少しだけやる気を出せば、始められることがあります。あまり考えにとらわれずに、単純に「よしっ、やろう!」で始めればいいのです。
7)人から力を得る
ライバルを作って負けないようにがんばるとか、仲間を作ってお互い励まし合いながらする方法があります。他にも、図書館や電車の中など人のいる場所でするとか、人に宣言するとか、誰かのためにするとか、人がいるからやる気が出るということはあります。
8)楽しんでやる
今日することを設定して達成したら喜ぶとか自分にご褒美をあげるとか、「今日もよくがんばった」と言ってみるとか、始めたころの自分と今の自分を比べて進歩に注目して喜ぶとか、目標達成までの道のりを楽しむ方法があります。
9)集中と休憩
集中するためには、必要なもの以外は片付けて、見えるものや聞こえるものを少なくすることで集中しやすくなります。それでも集中できない時には、気分転換や休憩をしてリフレッシュしてからまた始めてみてください。
10)やる価値を考える
やりたくないことでもしなくてはならないことや、したほうがいいことがあります。そんな時には、そのことをする価値を考えてみます。自分の人生の中で大きな価値があると思えるのなら、やる気が出るかもしれません。
以上がやる気を出す10のヒントです。ちなみに、私は、いくつか組み合わせて使っています。特に「1)目的意識を明確にし、達成をイメージする」と「2)達成した時の魅力を感じる」、「5)助走から始める」、「7)人から力を得る」、「8)楽しんでやる」がうまく行きます。
(M.M)