自分にあう休み方を探す

読書療法のすすめ

自分にあった休み方を見つけるのが簡単だという人もいますが、人によっては非常に難しいことです。もちろん、休みの日に限らず寝ることで休養するというのが第一ですが、いつまでも寝ていることはなかなか難しいものです。休みの日に家での過ごし方がよくわからず、一日中ゴロゴロしてしまい、あまり休めた感じがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。また以前は楽しめたけれども、今は実施が難しかったり、楽しめないという場合もあるでしょう。特に今は新型コロナウイルスの出現により、生活が大きく制限されており、今できる範囲でうまく休む方法を探していくことになります。

そのような相談があった際に、私がよくお話しする考え方のヒントを2つお示ししたいと思います。一つは頭で考えるのではなく、やってみての感じ方を大事にするということです。頭で考えると「あれは以前やったことがあるからダメだ」とか「どうせ楽しめないだろう」となってしまうことも多いですが、試してみると意外と楽しめたということも多くあります。もう一つ、体をある程度疲れさせるということです。これは休むということと矛盾するように思われるかもしれませんが、体が疲れていないと脳もうまく休むことができません。外出しなかった日は寝つきにくかったり、眠りが浅いという方も多いのではないでしょうか。また、体を動かすことで普段とは違う刺激に注意がいき、考えすぎの防止にもなります。もちろん、これら2つは一緒のことではなくとも構いません。

私は感染症の専門家ではないのであくまでニュースでの情報ですが、マスクの着用や外出の抑制といった新しい生活様式は当面の間続きそうです。このような状況だからこそ、ご自身にあった休み方を探されてみてください。(S.S)